【エア柴又60kmその4】終戦
続きです。
【エア柴又60kmその3】そして職質へ - 2016年4月から走り始めたイクメンリーマンの記録
《事後経過》
水曜に疲労抜きジョグをしました。
キロ7以下のペースでしたが左足の外側部分に違和感がありました。元々右に比べ左の筋力が弱いので、不具合がでるときは左半身に出ます。
足裏と左足首の外側に負荷がかかってるのがわかります。
キロ7で様子見したけど、これは走らない方がよさそう。
明らかに体のバランスが崩れているので、日曜までこの状態が続くならば
(以前に故障前後の症状を一発で見つけてもらいました)
職質される+ノンアルビール飲みすぎ+43kmしか走ったことない中年男の体はかなり追い込まれていました。
職質の前後から着地の際に左足外側と中足部が痛くて、靴紐を緩めてみた。
もう足には頼れないので、信号待ちの時などに基本姿勢を思い出して姿勢を正す。
こういう苦しいときほど、正しい姿勢で走ることがどれだけ楽かよくわかります。
肩甲骨寄せて、胸張って、骨盤前傾して、AT車のように重心を前に移し、転ばないために足を出す。
いつもジョグでやってることがここで生きてくる。
足は体を支えることで精一杯で体幹の動きだけで進んでいた。
苦しくてどうしようもない時は一度立ち止まって大きく息を吐き出し、
リセットしてから再開した方がよいと思いました。
ここからは時に見所もなく平坦な直線が続きます。
53km
向ヶ丘遊園の歩道橋手前。ここで階段上れってのか・・・
階段を抜け、向ヶ丘遊園前の交差点
久地駅近く
異様に喉の渇きが早くなる。急遽給水。
55km
溝の口駅前交差点。のこり5km。風も吹いていないのに寒気がする。
完全に低血糖の症状。
56km
二子橋手前。バーベキューが終わったハッスル大学生の群れが行く手を遮る。
走ってエスケープする気力もなく群衆の流れに身をゆだねる。
そして累積時間は7時間に
改めて見ると凄い。フル以降はボロボロで遊び時間も多かったけど、人間やると決めるとここまで来れるんだ。
57km
セレブ街二子玉川駅を横目に
汗だくで怪しいゼッケンをつけたオッサンは玉川高島屋から逆流する買い物客の渦に飛び込む。
58km
このルートはどこをどう通っても必ず二子玉川→上野毛に行く際に坂を上らなければならない。緩めの長い坂を通るか短いけど激坂を通るか。
私は短い激坂を選びました。
最後の最後で残っていたわずかなスタミナも足も持って行かれました。最後くらいは走って〆ようと精一杯腕を振ったが歩く速度とほぼ変わらなかった。
59km
坂を登り切り、自宅まで目と鼻の先。直で行くと距離が足りなそうなので遠回りの距離稼ぎをする。
ここで、初めて体が全く動かなくなるという現象を味わった。
歩道の脇にぺたんと座り、足首やふくらはぎを揉んで肩を廻す。
あと1kmだけ付き合ってくれ。60分の1じゃん。頑張ろう。
盛り上がるわけでも無く、ウイニングランの余韻にひたるわけでもなく、
歩き慣れた近所の道を一歩ずつ踏む。
近所の道だと1kmってこんなに長かったんだと感じる。
動くことを体が拒否している。一歩一歩が痛くて苦しい。
もう少しで終わる。60kmだ。すごいなんとかなるもんだ。
あと200m・・・150m・・・100m
そして自宅の玄関前でぴったり60kmをマークしました。
玄関を開けたところでガーミンストップ。
家族が迎えてくれた。
最近困ったちゃん状態の気むずかしい息子が抱っこをせがんできた。
汗まみれですまん。
ママにべったりの娘は日焼けと汗でドロドロの僕を見て、やはり号泣した。
息「ねーパパ」 ツ「なんだ」
息「お祭りいこ」
ツ「え・・・ちょ・・・後でにしよう・・」
息「オ゛バヅリ~~~~(」゚ロ゚)」(」゚ロ゚)」(」゚ロ゚)」」
ッ「∑(゚∇゚|||)」
半日留守を任せた嫁に抗うことはできず、
電車に揺られ土曜にも行った田園調布のお祭りに再度行くことと相成りました。
そして速報を上げシャワー→軽食取った後、11時間昏睡しました。
最後に一首。
長々とお付き合いありがとうございました。
(その後のお祭りで東急のゆるキャラのるるんとの一枚)