ガーミンデータからのピッチとストライドの考察
せっかくガーミンさんで指標が色々出てるので、
土曜日の30km走の統計を見直してみた。
着目したのは右の【ランニングダイナミクス】
先日新宿シティハーフを完走されたしろくまさん(id:shirokuma-papa) のレース平均ピッチは195
対する私の30kmレースの最高ピッチが195、平均171
最高値は下り坂を駆け下りてる時のものなので、平地ならせいぜい180ちょい。
トップスピードが違うので一概に括れないけど、一分間で20歩以上違うってなかなかの差である。動画で並べたら全然違うものになるはず。
そんな私の30kmの平均ピッチはこうなりました
ピッチが上がっている青の所は下り坂を駆け下りているときのものなので、
仮に高低差がほぼ無いコースで走ってたら、平均は170以下ってことになりそうです。
ふと考えました。
フル走るとしたら、お股広げすぎ?
平均速度を上げるならばストライドを広げることはポイントです。
が、フルではいかに後半までにダメージを蓄積しないかが鍵=体に負担のかからない走りをするか。
まだ足が出来ていないランナーであれば尚更、ストライドを狭めてもピッチでカバーした方がダメージの蓄積を緩めることができると考えました。
ストライドの変化でこれだけペースが変わるのかってことを痛感したデータがあります。
最初はスタート直後のピンピンしてるときのもの
大股広げてガシガシ走ってます。
平均歩幅は身長(177cm)の0.6~0.7倍が目安とのことで私だと106.2~123.9。
私の場合、ストライドはこのあたりまでにしておいてピッチを上げる努力をすべきなんだろうなぁ。
そして疲労が強くなり意識的にペースを落としたときがこちら
ピッチはほとんど変わっていないがストライドが5cm前後狭まっている。
この違いが1kmでも大きな差を生むことになります。
検証
平均ピッチを使って計算してみます。
5km地点の1分で進んだ距離は 【170歩×1.27m=215.9m】
このときの平均ペースは4:36/km
27km地点の1分で進んだ距離は【170歩×1.18m=200.6m】
このときの平均ペースは4:57/km
215.9mー200.6m=15.3m/分
こうやって計算してみたのはこれが初めてですが、
ピッチが170でストライドが9cm違うと1分で約15mも差がつきます。
検証②
25km以降、バテていたとはいえストライドを狭めたことで足への負担はかなり軽減されたと記憶しています。
逆に考えてみます。
2つめに挙げた4:57/kmの楽と感じたストライドで4:36/kmのペースに追いつくならば
ピッチをどれくらい上げる必要があるのか。
215.9m÷1.18m=182.96 ピッチ
スタート後、ガシガシと足に負荷のかかるストライドで走って出していたペースをピッチで補おうとするならば、1分間で13歩多く走る必要があるようです。
まとめ
ダメージを抑える走り方、かつペースを落とさないようにするならば、私の場合ピッチ回転をあげるのが最適ということがわかりました。
歩数が増えればその負担は心肺にいきます。練習報告でも何度か【心肺は余裕あり】という感想を残しているので、ピッチを上げてもうまく移行できると思っています。次のロング走やペース走などではピッチを増やしてストライドをそこまで頑張りすぎず走ってみます。
ガーミンをはじめ検証可能な環境があれば、一度検証してみてはいかがでしょうか。
※余談
元旦に1kmTTで3:34だしたときのデータはこうなってます
※追記※
後日まとめたものです。ご参考まで。