板橋シティマラソン 反省と検証+【レースレポ】 ※長文
振り返りとレポを兼ねてお送りします。
スタートまでの流れは、macrunさんがわかりやすくまとめられているので
是非ともお読みください。
スタートラインを超えたのは号砲から8分程。
10km地点前後で偶然macrunさんを捉え、頑張りましょうと声をかける。
19km過ぎで市川パパさんを発見し声かけるがこちらに注意が向いておらず
あえなく素通り、折り返しは反対方向を向かれていてご挨拶できずでした。
暑い中応援ありがとうございましたm(― ―)m
撃沈の様子は反省の後。
【良かった点】
◎カフェイン抜きからの37km地点でのショッツカプチーノ(カフェイン入)の投入
→今回一番効果的だった行動。
3日前からカフェイン絶ちをしていました。
精根尽き果ててLSDのようなペースしか刻めなくなってるところから、
41kmくらいまではドーピングしたかのように体がシャキッとしました。
終盤一番苦しいところでのカフェイン投入は鉄板になりそうです。
〇ハーフまでのペースメイク
→マンモス級大会は今回が初めてでしたが、
25kmくらいまではほぼ前方にランナーがいて、
通路確保のためのドリブル走行は避けられませんでした。
ハーフまでの距離延長は200mほど。
≪走行データ≫
ピッチ175~180、ストライド1.13~1.17m。
練習で刻んできたペースと同じ。
補給や走路の混雑を抜けば、目標より1分遅れくらいで
後半バラけてきたら5~10秒上げていこうと
何の問題もない運びだった。
(大撃沈したってことは↑でも問題があったってことですけど;)
【悪かった点】
××食生活&体調管理の失敗
→前日昼からうどん&餅のカーボイン食を摂りました。
これのせいかどうかわかりませんが、当日の朝は微妙に下し気味。
レース中も終盤でトイレに行きたくてしょうがなかった。
ゼリーや水ばかりで汗をかいていたので腹が冷えたのもあると思います。
また、奥さんがしばらく胃腸が不調でビオフェルミンを服用しているので、
直前で風邪がうつってしまったのか?
どれが根本かわかりませんが、胃腸に負担がかかっていたということです。
××シューズチョイスの失敗
→直前でレース用の軽めのものに変更しました。
後半の脚へのダメージや失速の大きさを考えると、
予定通りクッション性の高いタイプにしたら変わったのかも?
後半全く軽さを生かした走りができなかったので、
足の耐久性をシューズに頼ることも考えた方がいいと思いました。
×気温・気候への対応策
普段着用してるタイツは脱いでるし、塩熱ラムネも3粒持ってるし
ちょいちょい水飲めば平気っしょ~程度の認識でした。
ゴール後、皆さん口を揃え「今日は1・2を争うくらいきつかった」
多忙で練習不足な出場者が多かったのはありますが、
正直、最高気温19度をなめてました。
びあーさん曰く「坂は気合で登れるけど風と気温はちょっと厳しいっす」
とのこと。
そうか、マラソンは高温がこれだけスタミナ奪うのか・・・
不詳ツユダク、一つ利口になりました。
そうでもないと思ったけどタラタラ吹き続けた風も曲者だったようです。
▲足攣り(不調のサイン)を無視した。(レポを兼ねます。)
→17kmあたりで軽い差し込み。
気になるようだったらペースを緩めたが大した事なかったのでそのまま続行。
26kmで突然サブ3.5ペースで巡行してた集団が20秒ほど落ちる。
「あれ?特に坂が続いたわけでもないのに?」
このあたりで皆さん体力を消耗していたようです。
28kmの給水所で止まった時に起こった左ハムの異常。
なんかピーンと伸びきって戻らない・・・?!
塩分不足かと塩ラムネを食べドライ梅も頂く。
給水のお姉さんに心配されたが返事もそこそこにレースに戻る。
その後、キロ5切りで走っているつもりなのに、
とうとう6分台を見ることになる。
「え・・・?うそでしょ??5:20とかならわかるけど6分ってなんぞ?」
ゼッケン11000台からまくりにまくって5~6000番台のランナーと
並走していましたが、腕を振っても足を振り出してもペースが上がりません。
左をかばってるからバランスが崩れてきて体のいたるところが痛くなってくる。
35km地点前後の給水所で減速した時。
ついにきた。
右ハム「ピキーン(アストロン)」
ツ「あああああぅああぅあいいいいいいいいいいいいっっっっっっ痛い!痛い!!誰か!だれかー!!!!」
両足の支えを失って後ろにパタンと倒れた。
どうしていいかわからない状況に、芝生エリアに転がる。
少々騒然となる給水エリア。
くそ忙しいときにご迷惑おかけして申し訳ございませんでした。
若い子が慌てる中、年配のスタッフさんにストレッチをしていただく。
攣りの具合が全く引かず最初は悶絶していたが、
数分してのど渇きや疲労が勝ってきて、「うぅ~」「あぁぁぁあぁぁ」
と呻くだけになってきた。
5分程してどうにか攣りによる痛みの峠が過ぎた。
ボ「お兄ちゃん大丈夫?まだ続けられるか」
ツ「もちろん・・・ですよ」
啖呵を切ったものの、300m程度しか走り続けられない。
ペースもキロ7~8とか。
サブ3.5、無理かな。
往生際が悪いがこの時点でようやく考えた。
せめて・・・ネットでサブ4はとるぞ・・・とろうよ俺。
完全に別物となった脚にむち打ち走ってるつもりだが、
≪撃沈後の走行データ≫
ピッチ145~170未満、ストライド0.84~1.00未満
普段のLSD以下。
マジっすか。
35kmが自分の練習が全て出るって瀬古さんが言ってた。
真摯に練習してきたんですけど・・・それがこの結果??
サブ4もできないの?踏ん張れよ。
残り時間を見て、
キロ6:30ペースでいけばなんとか間に合うと計算。
37kmでショッツカフェインを注入。
すると体が一時的に軽くなった!
おおお~~~カフェインさん!!神か!!!
あと32分・・・いけるっしょ。いけ!
38km:7:07/km
ここからのスパートの為にチョコとかOS-1とか
私設エイドも含めて食べれるものを全て食べる 。
39km:5:56/km
40km:6:06/km
いける。サブ4だ。サブ4ランナーになるんだ。なりたい。
このペースでも追い越されるより追い越しのほうが多い気がした。
40kmあたり、私の悶絶タイム中に追い越されていたらしきmacrunさんを
走路右側で発見。ものすごい苦しそうだ。膝に手をついて止まられている。
エールを送りに行こうと思ったが、
左側を走っており、余裕が1mmもなかったので、
(頑張ってください)と心の中でエールを送り、ヨタヨタと歩を進める。
41km:7:22/km
やつが再び来た。
ピキッ
うぐぅぅぅぅぅぅ~~~痛い~~
痛くて涙が流れる。たまらず芝生に倒れこむ。
頬を伝ってしょっぱい味が口に落ちる。
でも両方逝った時ほどじゃない。
あと1kmだ。進もう。
サブ4・・・
サブ4・・・
沿道の声援が厚くなってくる。しかし視線を向ける気力もない。
そして
42km:6:10/km
この時点で、ネットでサブ4の希望も潰えた。
思考停止しているので、サブ4逃しのことは考えておらず
最後はストライド0.90cmのダッシュ。
変な声が出てる。全く足が出ない。どうやって走ったのか覚えてない。
41kmで攣った後からは最後まで走った。
ガーミン記録:4:03:08
公式ネット:4:04:26
ゴールラインを超えた。
ほっとした8割。サブ4も逃しちゃった2割。
汗の吸収限界を超えてビチョビチョになったバンダナを取り、
ゴールに向かって一礼した。前からやろうと思っていた。できてうれしい。
その後、芝生の隙間へ身を寄せ横になった。
macrunさんそろそろ来るかな・・・
次々とランナーを迎えるゴールを見つめること10分、
係員さんに「兄ちゃん立てなきゃ車いす持ってくるよ」と
声を掛けられ、いや大丈夫ですと移動した。
うぐっ、立ち上がれない・・・
フェンスを伝って体を起こし蛇行しながらフィニッシャーエリアへ。
無心で名物のシャーベットパイン味を頂く。
体が冷えブルブルと震えていたので、すかさずセルフ味噌汁を飲む。
荷物受取所でバランスを崩し荷物の山に転倒した。
スタッフさん重ね重ねごめんなさい。
どこで集まっているかわからないので、着替えてから焼きそばを買い
露店付近をふら付いていたらびあーさんとmacrunさんを発見。
その後、青空プチ反省会合流と相成りました。
どんなに準備をしても当日に合わないこともあるし、
気候条件やレース展開によって、レース内で調整していかなければならない。
特に練習で経験したことないようなことがバシバシと起こり、
その変化に適応しきれなかったこと、すでに講じるのが遅かったのか、
いずれにしても達成できなかったのかもしれない。
体からのサインを気に掛けずサブ3.5ペースを保ち、
後半無残に荒川の養分となったしくじりランナーのレポでした。
大会ボランティアの皆様、炎天下の中長時間のランナーのフォローを
本当にありがとうございました。
整列前に集まった&応援に来ていただいた
はてブロランナーの皆様ありがとうございました。
他にも知ってる人が走っているというのは大きなモチベーションになります。
まずはお粥しか受け付けない内臓疲労を回復させてから次の目標を目指します。