【2月26日】 ズーラシア花いっぱいマラソン (30km) レポ
※1本にまとめ長文です
アクセスが面倒くさそうなので予定どおりマイカーで現地へ。
東京を抜け神奈川方面の道路はガラガラ。
受付5分前に現地に到着し、2番目の受付でゼッケン一式をもらいます。
が、1番目に受付したオジサンが近づいてきて
「兄ちゃんゼッケン止めるやつ入ってるかい?」と聞いてくる。
え?普通入ってるでしょ・・・・って入ってないし!
早くも泡立つ受付ボランティア陣営。ここは広い心で受け止める。
慌てて受付にUターンする一コマがあり。オジサンありがとう。
これで10人くらいは安全ピン無くて戻ってたんじゃないかなw
着替えてる最中にチェックしてたらnaoさんが参戦しますという記事を発見!
参戦厳しいかと思っていたので嬉しい一報。一人テンションがあがりました。
その後びあーさんとはすんなり合流。奈良マラソン上下わかりやすい。
9時過ぎにnaoさんも合流。
naoさんとは初めまして!日々のご多忙をねぎらいつつ
お約束のシューズ円陣をパチリ。
スタート前はかなり肌寒かったのでスタート10分前まで室内におり、
その後コース上の人払いなどで数分スタート時刻が押し号砲です。
スタート~5km
20km・30km・駅伝の部が一斉にスタート!
管理用通路の特設コース+一般利用者の通路を確保しているため、
道幅は広いとはいえません。naoさん、びあーさんは先頭ブロックで疾走。
私は集団内に待機、それでも周りのペースが早く釣られてしまった感が強し。
わかってはいたことですが、若干の獣臭が・・
(あぁ~辛いときもこの香りを吸ってゼェゼェするのか)と逡巡。
スタート直後はキロ5:00のペースメーカーが居たので併走していました。
が、そのペースメーカーにゆだねたラップは4:32
ペ「やっべ、はやいな」
真横に居たのでそのツイートを聞き逃しませんでした。
ツ(もうあなたはアテにしないから(・ε・))
ペースブレイカー(失言)を視界から追い越し、
他にペーサーになりそうな方を探りながら巡行します。
この周回コースは
スタート⇒1kmは割と平坦~ゆるめの勾配
1km⇒2kmはアップダウンだらけ
2km⇒2.5kmが下りからの平坦という具合で、
平均ペースで走ろうとするのは不可能です。
高低差なんだこれ!剣山みたいっすね;;
この高低差みてもらえばわかるように、スタート地点前後以外は常に上るか下るかしてました。走る前に見ちゃったら萎縮しちゃったかも。HPの情報の少なさに感謝w
6km~10km
いつも走る前にペースの青図を書きますが、案の定最初の1周で青図が崩壊w
このアップダウンじゃペース維持は無理だから
ガーミン表示のトータルタイムを目安にして、
平地は4:30、アップダウン区間は4:45くらい
で行ってみようと脳内計算。
この辺りから抜いたり抜かれたりする同じくらいのランナー2人と巡行してました。
走りの感覚は4:45で走ってるつもりで4:30台。調子はかなり良い。
坂慣れしてないので正しい上り方がよくわからなかった;;
3周回目(7.5km)まではびあーさんを折り返しでギリギリ捉えていました。
11km~15km
スタート前は凍えてたが、昼近くになり気温も上昇。
体感温度は春陽気。暑くてタイツ着用を後悔。
12km地点でメダリストを摂取。
まだ余裕はあるのですが、
周回2km辺りの坂を登り切った時の脚の疲労度が
平地では味わったことのないもので、
こんなペースで大丈夫かと不安がよぎりました。
そこは見知らぬお二人も頑張っていたので併走パワーをいただいて、
いけるところまで行こうと決めました。
16~20km(えいさん到着)
この区間までは平地4:30を出そうと思えば出せていましたが、
ピッチも心拍も180弱で保っていたので呼吸が粗くなってきました。
(↑練習では10kmで辞めたくなるペースです)
今回決めていたのは、自分の持参物を過信せず
補給ポイントを出来るだけ利用しよう、ということ。
そこの数秒をケチるのではなく、補給も含めてマラソンだという思考。
5回のうち4回は補給ポイントで一旦止まって水かスポドリを摂りました。
その間数秒で併走のお二人に離されるのですが(お二人補給してる様子無し)
次の補給地点までにジワジワ追いつくというのを繰り返します。
そして、7周回手前(17.5km)
一般来場客の子供達が控えめにタッチ要求をしていたので、
苦しみの中ちょっとほっこりした気持ちで、減速して右手でタッチ。
よーし半分過ぎたと心の中で気合いを入れ直した刹那、左側で気配。
あっ!子供連れてるえいさん!
予定が変わって動けるようになったので、娘を連れて応援行きます!(多分後半だと思いますが。)
ホントに来てくれてる~
右でタッチ直後だったので不意打ち気味でしたw
通り過ぎる前に「ありがとう!」とだけ言って応える。
半端になった応対に心が痛み、
8周回目(20km)では同じ地点に居たえいさんにしっかり挨拶
するために事前にパワージェルを摂取。
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ツ「あと4周っす。ハァハァ~ゼェゼェ~」
20km地点でのキツさは前回よりも上でした。
心拍も170~180になのでまともに喋れなかったですが、
応援って心のエネルギーが回復します
私もタイミングが合えば皆さんが出場する大会の応援に行きたいと思いました。
21km~25km
この区間が一番キツかった。
なぜなら併走してたお一人は20kmの部だったのでゴールエリアへ。
もう一人は20kmからじわじわとペースが落ちていき、
完全に一人旅になりました。
キツくなってきて一番顕著なのが、上りはヒィヒィ言いながらも上れるけど
下りが堪える
下りも結構な勾配のものが2箇所あり、前半はスピードにのってましたが
後半は一歩毎のダメージがビシビシきてホント嫌でした。
なるべく脚使わないようにピッチを狭めてちょこまか下る。
このコースの一番嫌らしい所は、下った後ですぐ上る。
いま上ったぶん返せ!!!と前半は心の中で怒っていましたが、
余計なことで酸素を使いたくないのでその後は無心で進む。
表情は歪みゾンビになりかけ。周りも歩いている人が目立ってきました。
23kmでBCAAを投入
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気持ちの余裕が無くなり、キロ毎のラップも気にかける余力無し。
4:36ave
4:37ave
4:38ave
周回毎に1秒ずつ減っていくトータルaverageだけを気にかけていました。
気休めにしかならないかもしれませんが、使ってない筋肉も動員するため、
地面を押してみたり、重心移動で動いてみたり、ヒールストライクしてみたり
色々迷走した区間。
26km~ゴール
10周回(25km)過ぎでは坂で頑張る脚も気力も尽きてきました。
26km過ぎの急坂あたりで、
後方で声がしたような??なんか俺に用か??
??「ファイト!」
チラ見
うぉ~naoさんきたー!
不詳ツユダク、ここで周回抜かしを喰らいました。一番バテバテの時の姿を見られてしまった(ーー;)
naoさん普通のジョグのような走りなのにススッと忍者のように前に進んでいきます。
(↑最上級の褒め言葉と私の印象)
バテバテの私の5歩をnaoさんは2・3歩で進んでいきます。
何がどうしてこんなに違うんだ?!サブスリーの走りすげぇ・・・
ツ「ウィッス」
最終スパートの苦しいときに声かけていただいたのに、
もう声出すのも辛くて、息が漏れたような返事しか出来ませんm(--)m
その後、2分足らずで視界からnaoさんは消えていきました。
4:40ave
27km手前、とうとう全体aveが4:40にかかってきました。
しかしここまできて諦めたくない。線引きするのは自分の心だ。
そこまで頑張らなくても、今のペースのまま1kmで5歩多く走れば良い。
それだけ頑張れば140分切れるかもしれん。
この時点ではギリギリ間に合わないかなーという気持ちの方が大きかった。
ですが、すでにゴールしたnaoさんが最終周回地点で声かけしてくれました。
私の中で弱気の虫が消えスイッチが入りました。とはいっても体は既に限界。
脚は死にかけなので背筋をシャンとして、腕をしっかり振る。練習でひたすらしてきたことをやる。
ポイント地点のボランティアさん一人一人に
「ありがとうございました」と声かけ。
これだけは絶対やると決めてるのだ。
最後は給水地点には立ち止まりませんでしたが、そこにも御礼と一礼。
ボランティアさんは大体レースの2時間以上前から招集されているはず。撤収も含めたら1日仕事です。
レースの結果はボランティアさん達も含めての結果なので、できるだけ御礼はしたい。特に距離が長くなるほど、ボランティアさん無しではレースが成り立たないことは強く感じます。
29km 4:24ave
追い越し蛇行分の距離延長があるだろうから、
まだ140分切りできるかは分からなかった。
心拍は180超えで安定。
生命の危機だ。脳が走るなと言ってる気がする。早く着いてくれ。自分なりにスパートをかける
30km 4:37ave
くそーやっぱ着かない。あと何mだよ。
時計を見ると2時間20分まであと1分もない。
ダッシュ!
狭いルート内でバテて歩いている人達をジグザグでかわす。
ゴールライン見えた
左側にえいさんも見えた
息を弾ませ形だけ手をあげてゴール!かぁ〜シンドイ
時計を止めてギリ間に合ったことを確認。
勝手に目標にしてた古本屋さんの青梅に並べたー
furuhonya-marathon.hatenablog.jp
最後にランの中身を振り返り。
心拍は2周回目(5km)過ぎから170以上をキープ。
早い段階からこのままじゃマズいんじゃないかという心拍事情は当たっていましたw
ですが、平均値としてはピッチ178、ストライド1.21あたりで
想定よりちょびっと負荷をかけてたレベルでした。
最高ピッチが高めになってるのは、常に鬼畜な下り坂があり駆け下りてる為です。
ここま心拍が高止まりしてたのは坂の影響だと思います。
なので勾配緩いレースであれば、後半あと一押し攻めれそうです。
最後の全力ダッシュ時なんて心拍195!!!過去最高心拍を4も更新w
ここの苦しさは過去最大でした。えいさんがゴールに居なかったら寝転んでました。
以上、レースレポに集中させていただきました。
そして、レース外へ続く