【フル駅伝】大井東京夏マラソン 《レースレポ》
皆様に素晴らしいレポをあげて頂いておりますので
私はチームFのレース模様と自身の走り中心に回顧させていただきます。
今回はスタート後はグラウンドにいた時間が長いので写真がほとんどなく
文字ばかりレポとなりますがご容赦下さい。
現在までで投稿されているレポです。未読の方は是非お立ち寄り下さい。
Hate-Blo Runner`s G(ガチ)組
Hate-Blo Runner`s F(フリー)組
スタート~一周を終えて
スタート前はムシムシしていたが曇り空でまだ日差しがなくて良かったですねーなんてお花畑雑談をしていたら、開会式と共にこの時期らしい太陽光線が燦々と降り注ぎます。
今日は厳しいコンディションになることを予感させました。
G組はおいやんさん、F組はpetaさんが第一走者としてスタート!
スタート後に素早く応援ポイントへ先回りしお二人にエールを送りました。
トラックを3:30/km以上?のペースで疾走している!おいやんさんはまだしもpetaさん大丈夫っすか?なんとか生きて帰ってきてと願う。
※petaさんは今年の佐倉フルマラソンでほぼサブ3.5を達成されています。私よりもちょい速いくらいのイメージを持っていましたので、今回の駅伝は3.5kmを14分前後でまわれるかなと考えていました。
おいやんさんがほぼサブスリーランナーの貫禄を見せつけるスピードで戻ってくる。
12分45秒。3:38/kmペース!!!
なんてこった速すぎる。これがサブスリーなのかと一人感動。
そこから1分も経つないうちにpetaさんが凱旋してきた!
えっ?なんか戻ってくるの速くない?13分23秒 3:50/kmペース!!!
マジですか。これガチチーム行った方がよかったんじゃないっすかw
peta神様からタスキをもらい、いよいよ私の駅伝第一走です。
前回はトラックの走りやすさで調子に乗って早々に脚が売り切れる体験に基づき、最初の1kmはかなり抑えめに入りました。ふむ最初は良い感じだ。
・・・あれ呼吸が・・・呼吸が苦しい!!!
第1周目の皆さんは皆口を揃えて言っていますが、スタート直後の日差しと猛烈な湿気で相当厳しいコンディションでした。タスキ渡した後の皆さんの苦悶の表情と出川哲朗も真っ青なほどに「ヤバイっすヤバイっす」を連呼していた地獄絵図を忘れません。
かくいう私も2km途中までは良かったものの、ラスト1kmは青息吐息。 想定よりもキロ5秒ほど遅いペースでヨタヨタになりながらひでちさんにタスキを託します。
速報では14分29秒 4:08/kmでした。
吹き出る汗を流し続けながらペットボトルを一気飲みし、ひでちさんのゴール間際のポイントで声援を送る。15分39秒 4:28/km
7月は50kmも走れてないのに、このコンディションでこれだけ走れるのは普通に凄いと思いました。流石サブ3.5ランナーです。
ひでちさん→最後まで足を引っ張ることを懸念していたmacさんにタスキがわたります。そんな心配をよそにmacさんしっかりと激走!15分52秒 4:32/km
4分半で回せるなんて素晴らしいと思います。他チームならエース格です!
ファンラン?なにそれ新しい補給食?駅伝レースはお約束のドガチレースへと変貌。
苦しそうなmacさんからはてブロの熱男:市川パパさんへタスキリレー。
市川パパさんのフォームが格好いい!そして湘南の風のようなヘッドタオルも似合ってます。
こんな格好いい走りでしかも速いのに皇居ではよく躓いているんだな・・・
戦力外どころかチーム三番目のタイムで凱旋。15分5秒 4:18/km。
格好いいフォームを保ったままpetaさんへタスキ。ここでチーム全員の第一周が終わりました。
ここでちらっと時計に目をやった。5人目で74分30秒。
2周目~3周目petaさんまで
1時間ほど経った頃、仕事しすぎだった太陽さんが雲の影に隠れ風が吹き始めました。
2周目の皆さんは口を揃えて「走りやすかった」と言っています。
私も気候がここまで走りに影響を及ぼすんだなーと実感しました。
petaさんと私は3周走らなければならないので、2周目は5km走りきるつもりのペースで行こうと決めてそれを実行。あとで見てちょっと抑えすぎたかとも思いましたが、ラスト500mの猛ダッシュで帳尻を合わせましたw
ラスト爆走できるなら最初から出せ!速報では14分41秒 4:11/kmでした。
2周目
petaさん 13分43秒 3:55/km
私 14分41秒 4:11/km
ひでちさん 15分35秒 4:27/km
macさん 15分29秒 4:25/km
市川パパさん 15分2秒 4:17/km
ひでちさん2周目が終わったところで時計を見た。119分前後。
頭の中で計算した。サブスリーは180分。
これ、4人で60分以内で廻せばチームサブスリーでゴールできそうだ!
2周目はmacさん市川パパさん共に1走よりも速いペースで戻ってきた!
petaさんにタスキが渡った時点で148分。
ツ「チームでサブスリーいけますよ!やりましょう」
目標がなかっただけににわかに沸き立つ陣営。チームの順位はここまで全く気にしていませんでした。
ひでちさん「すいません。途中1チームに抜かれちゃったかも」
ここで初めてQRコードで速報を見ました。
petaさんにタスキが渡った時点で、
4位のチームと5位のはてブロFチームとは45秒差。
petaさんが離されなければいけるか??相手にもよるけど1分以内なら・・・
逡巡してたらpetaさんが戻ってきた!!!!!慌てて準備する。
3人くらい並んで突っ込んでくる。リレー3チームが同時に戻ってきました!
1チームは周回遅れでしたが、もう一つのチームは速報で4位のチームです。
1秒差以内でpetaさんから汗で重くなったタスキをもらいます。
4位争いはまさかの同時スタートのアンカー勝負へ!!
なんだこの展開は。人生でこんな局面味わったことないぞ。
アンカー勝負~ゴール
(4位争いのチームはゼッケン6番だったので⑥番さんとします)
やるっきゃねーと意気込んだスタート10秒後。
⑥番さんに速攻抜かれるw
このとき、様子を見守っていた陣地はどんな思いで見られていたのでしょう・・・
決して力抜いてたわけじゃないんです。トラックのペースみたら3:40/km!
いくらトラック内だけ格好つけて良いところ見せてもこのペースのまま走り続けられたら気合いでついて行けるレベルじゃないので、トラック外のペースを測ることにしました。
トラックを出てもそこまでペースが緩むこともなく、力強いフォームで逃げにかかる⑥番さん。私も斜め後ろで必死に食らい付く。
1kmラップ 3:57/km
ひぃぃぃ⑥番さん速いよ!!私も今日一のラップだし!
・・・
もーやめた。ガーミンは見ない。こーなったら我慢比べだ。
⑥番さんの後ろににぴったりと食らい付く戦法にチェンジ!
お互いの息づかいが聞こえる。ピッチも同じような感じで着地音がシンクロする。ペースもシンクロしてきている。同じような走力らしい。
今自分のペースはどうなんだろう?関係ない。⑥番さんに負けたくない。 チームFを4位でゴールさせるんだ!
2kmラップ:4:00/km
このときキロ4だったことは見ていないので知らなかった。
一人で走ってたらとっくにバテテ流していたであろうペース。 脚にもダメージきはじめた。姿勢がのけぞってくる。キツイ。⑥番さんも相当キツそうで呼吸音が目立つ。2kmあたりから何度も私をチラチラ見てくる。
いつもやってるキツイポイント練はなんのためにやってるんだ?こういう所で踏ん張るためにやってるんだろ?動かない体を気持ちで鼓舞する。明らかにペースがあがらなくなってるのがわかる。道中、周回遅れの駅伝ランナーを何人もパスしたが、最後の3.5kmは⑥番さんとのマッチレースだった。こんなシチュエーションで走れる事なんてこの先何度あるか分からない。記録を狙うランナーなら最後まで勝負するんだ!
3kmに差し掛かる手前、2人すれ違えないくらい歩道が細くなるポイントがあります。ここで行こうと決めた。2.5kmの表示を見てから、じわっじわっと⑥番さんの横につける。数百m併走する。お互い分かってるから横も見なくなった。
そして細くなる手前で自分なりの最大のスパートをかけた。トラックで抜かれてから初めて⑥番さんを抜いた!あとはどうなるか知らん。相手に最後千切る力残されてたらそこまでのことです。
3kmラップ 4:09/km
残り500m必死に腕を振った。苦しすぎてあごが上がる。腰が落ちる。後ろなんて気にしてられない。1kmTTのつもりであがく。⑥番さんは離れているのか?ぴったり後ろにいるのか全くわからない。
競技場内に入った。苦痛で相当ひどい顔をしていたように思う。カーブの所でpetaさんが「いけるぞー」と応援してくれた記憶がある。他の人からも声援が聞こえた。カーブでコケそうになる。
チームの面々が見えてきた。⑥番さんの気配も感じない。
・・・やった勝てたんだ。4位奪還だ!やっと終わった・・・
14分5秒 4:01/km もちろん本日一番の結果でした。
最大心拍は195とほぼMAX値を計測。
↑最終的に15秒差でした。
チームF:2時間56分40秒
4位:サブスリー駅伝完成!
しばし疲労で放心状態。ゴール後、⑥番さんを探した。
近づいてくる方が1人。どなた?
係「タスキ回収します」
あっごめんなさい気が利かなくて・・・
少し離れたところに⑥番さんを見つけた。
近づき軽く会釈をした。むこうもすぐにわかったようだ。
私は握手をさせて頂いた。
ツ「ナイスランでした。ありがとうございます」
⑥「最後おいつけなかったね~」
話はこれだけだったがそれで十分だった。
走りにおいては、だれかと競うということが能力を十分に発揮させてくれる。
今回の最後のような走りができれば、記録はもっと伸ばせると感じた。
これをきっかけに自分の中の何かが吹っ切れて欲しいと思う。
リアルな繋がりでなくても、ブログ上でも目標に向けて頑張っている人達が沢山居る。
日々の練習を更新されている人達の記事は励みになるしやる気が上がります。
やっぱ駅伝は楽しかった!そして走る事がもっと好きになれた。
SNSだと色々と面倒くさいって方もいると思います。
職場関係や友人同士でもいいので、機会があれば是非一度やってみてください。
そして今回の駅伝に向けて係わっていただいた全ての皆様にお礼申し上げます。
終