2016年4月から走り始めたイクメンリーマンの記録

走り始めて1年2ヶ月でサブ4達成。太陽光を浴びるとVO2MAXが大きく低下する朝活ドラキュランナーのブログです。

トレーニング&コンディショニングセミナー2017 ノート②

まず今日の練習

(200mRペース+2分レスト)×15セット。

暑くてキツくて本当に吐くかと思いました。

 

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6月にも同じことをやったのですが、明らかに速くなってる。

今回はレストを長めにとって疾走時間はしっかり走るようにしたせいもありますが、

それを含めても200mを40秒台もしくは30秒後半で回せるようになったのは、

コツコツ取り組んできたスピ練の成果とみてよいのかな?

次にヤッソ800くらいの中距離で動きを馴染ませてからTペース4:20/kmでベースアップを図って、駅伝→秋以降のシーズンに繋げていきます!

 

 

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以降、セミナーメモになります

有森裕子さん

・最初は脚作りから。次のレースに向けて必ずここから始める。

・朝練はjog、最後だけビルドアップ。午後はトラック練をしていた。

体の造り方をコロコロかえず、ベースとなるやり方を確立していく。

・調子が良かったときの体重や調整法をしっかりと覚えておく。自分に合った調整法は ずっと継続していくべき(イチローがよい例)

・ジョガー・ランナー・アスリート ←自分の立ち位置を把握すること。

毎回PBを狙うのではなく、勝負レースは1本に絞る。全てはそこの為の練習。毎回毎回コンディションがそう簡単に整うわけがない。プロでも無理。

調子が悪いときは、その時のベストを尽くせば良い。途中で投げるのが一番ダメ。

・「調子が悪い」と何度も口にだすものじゃない。自分の発する言葉は脳にインプットされる。

・走る事で健康になること。過剰にやりすぎには気をつけて。

 

 

パネルディスカッション

暑熱対策について

有森さん(以下 有) :暑い時間を極力さけた。レース対策として、少しだけ炎天下でも走った。あとはウエアを冷却効果があるものを着る、レース前にアイスベストを着るなどした。状況は皆同じなので、「暑い暑い」と考えすぎて弱気にならないように。

 

野口みずきさん(以下 野) :アテネ五輪は35℃だった。湿度が少なかったので今の日本よりはキツくなかった。内臓疲労を避けるために、練習はスイスのサンモリッツなど涼しい場所でやった。直前10日間は暑い場所に移動して暑さになれるようにした。

 

 (雑談の流れで話題が脱線する)

 

有:トレッドミルで使う筋肉はロードとは違う。膝に負担がかかるので、よく使う方は傾斜をつけてゆっくり走る事をオススメします。膝痛で心当たりある方はいるんじゃないですか?

 

 杉田さん(以下 杉) :直前に必ずスタートの暑い時間に合わせて走っておくことが重要。本番を想定した、理にかなった練習をしましょう。

 

 

夏のトレーニングの注意点について

有:いかに疲れを抜くかを重視。クールダウン時によくプールを利用した。ストレッチは欠かさずやった。ケアも含めて練習。日々の脈拍も気にしておく。

 

野:睡眠を大事にしていた。興奮作用がある寝る直前の入浴は避けていた。なるべく6H以上寝るようにしていた。

 

杉:疲労を強く感じるときは水風呂はオススメ。15℃以下だと効果的(~15℃以下は効果に差は無い)

 

水を飲み過ぎてしまう注意点は?

杉:5km以上走る場合はマメに飲むように。

 

野:一度に飲まずに何口か分けて飲みましょう。

 

有:ストローを使うと一気に飲めなくなるのでオススメ。

 

 

秋以降に向けたトレーニングや栄養面のポイント

 

有:冷たい飲み物を飲み過ぎないように、常温のものをなるべく飲む。疲労面とも関係がある。

 

野:長い時間走り込んだら食事はしっかり摂ること。

 

杉:腸の働きを気に留めておくこと。バナナや蜂蜜に含まれるオリゴ糖が効く。

  レース前にアイスなどで内部から急激に冷やすと効果的な場合もある。

  ただし胃腸が丈夫な人に限る。これで調子崩しても保証はしません(笑)

 

 

一番効果を感じた練習は?

野:クロカンは脚作りに有効だった。(監督の見つけたルートで)かなり激しい不整地ジョグをしていた。坂ダッシュもよくやっていた(やらされていた)

 

有:足首が硬いので、坂ダッシュはよくやらされていた。トレイル3時間走は週一で取り入れていた。7時間ほどのロングウォーキングは姿勢づくりに繋がった。しっかり歩ける人=しっかり走れる人。怪我の予防にも繋がる。

 

野:40km走(3:40/km)は好きだった。

  ロングインターバル(3km×3、5km×3)は大嫌いだった。

 

有:もともと中距離選手だったので200m×20などは得意としていた。

  逆に5000m×5は最後気が狂いそうになった。トレイルランを息抜きにした。

 

杉:歩き=動きづくりになる。フルの距離を長いと感じないような準備を個々の特性に合わせて取り組むこと。

 

今のマラソン界に一言

 

野:今の選手は辛抱することが苦手な人が多い。練習でキツイ場面を体験することが足りないのではないか。

 

有:能力がある選手が多いし環境も整っている。世界に目を向ける必要がある。自分で考えることが足りない。出来ないことを出来るようにする練習が足りない。本番で起こる不確定要素に立ち向かっていくことがマラソンという競技ロンドンの石畳は走りにくかったがそこで世界記録がでていることが全て。整った環境を選ぶだけではなく環境に順応することも覚えるべき。

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ノートは以上です。

 

 

 

私自身が一番響いた言葉は、有森さんの

調子が悪いときは、その時のベストを尽くせば良い。途中で投げるのが一番ダメ。

です。

 

夏の練習はキツイですが、その中でできるだけの練習を続けていきましょう!