古河はなももマラソン 結果
2週間前に病に倒れて、
2月28日:14km
3月6日:8km
3月7日:4km
あとは半分寝たきり状態でぶっつけ本番で挑んだ古河はなもも。
走りきれるのかも分からないし不安しか無かった。
青梅まで順調にきていた矢先だったので気合いの入り方も
フル前のそれとは程遠く、乳首擦れテープを貼り忘れたりと
どこか抜けた自分が居た。
品川~古河までの1時間ちょっと座れずに立ちっぱなしだったのも痛い。
スタート後
2週間ぶりのまともなランニングがスタート。
1kmは無理の無いペースを心がけ渋滞に身を任せる。
2kmはやくもふくらはぎに違和感出る。
まさか僕のマラソン早々に終わらないよね??
騙し騙し5km。ふくらはぎのピクピクが収まる。
ひとまず適当なペーサーの後をついていく。
最初は呼吸が苦しかったが体が走り方を思い出してきた。
5~20km
今まで走ってきたのはこのときの為にあるのかと思った。
4:45/kmペースが心地よい。走っていて気持ちいい。
案外良い走りできるかも。気持ちが前向きになっていた。
声援にはできるだけ手を上げた。子供達のタッチに出来るだけ応えた。
このまま時間が止まれば良いのにと思った。
なんか泣けてきた。曇ったサングラスをしきりに拭いた。
21~30km
徐々に晴れていく予報だったけど中々日が射さず気温は5~10℃台のまま。
尿意が徐々に降りてきてストレスに。レース中はじめてトイレに入った。
待ち時間が無かったので1分もロス無し。
気持ちは動揺したが心のロスタイムはなくなる。
調整不足の影響でハーフ以降で脚にはきていたが、気持ちはまだ前向きだった。
31~36km
32km過ぎから折り返しがなくなりひたすらゴールまですすむ。
ハム~ふくらはぎにかけて限界が近いのはわかっていたが
置きに行かずいけるところまでいこうと決めた。
36km~ラスト
36kmで脚が限界を迎えた。
頑張っても脚が前に出ない。右足の脛の筋肉が特に痛く、
踏ん張れない蹴れない攣りそうの三重苦。
給水ポイントで歩きながら脚をブラブラして乳酸を振るう。
以降は騙し騙し900m走って100m歩いて。
時計は気にしていなかったが気持ちは驚くほど前向きで
最後まで気を抜かずに行こうと思った。
体は全く動かずどんどん抜かれていく。
でも今の自分でもフルを完走出来ることが嬉しかった。
キロ6切るのが精一杯の体を鼓舞して前に進んだ。
何をどうやっても脚が痛い。顔も歪んでクシャクシャだったと思う。
ラスト1km
棒立ちの様なフォーム、歪みきった表情、真っ直ぐ走れない体幹
練習なら絶対ここまで追い込まない境地
ラスト2kmは声援に応える余裕は1mmもない。
右側で声がする。気合いの入った活だ。
聞こえていたが顔が上がらない。なんか聞いたことがあるぞ。
伴走してくれてる。誰??
市川パパさん
半分休眠中の私なんぞに声をかけていただき、本当にありがとうございました。
ほんの数秒のことでしたが最後に元気いただきました。
最後の競技場のトラック一周。
400mってこんなに長かったっけ・・・?
ここでも数人に抜かれたが自分比で全力疾走した。
そしてゴール。
ネットで3時間32分
PB更新できなかったけど、ランナーっぽいタイムでゴールできた。
リタイアしなかった安心感40%、
自分はランニング好きだなーと再確認50%、
こんな状態でこのタイムなら風邪引かなければPB取れたかな10%
記録はさておいて、
今までの走りの中で一番走れる喜びを感じた。
去年なら潰れていたであろう状況で
ゴールまで気持ち折らずにマラソンと向き合えた。
自分には花丸をあげたい。
テーパリング期間もしっかりと過ごさないと、
3週間前の青梅で2時間15分だせてても
本番でボロボロになる人体実験の記録でした。