150秒の差というもの
先日の駅伝の結果について。
結果だけ見れば一位のチームとは2分半(150秒)程の差です。
中身見るとお相手は第三走者で明らかに「抜いて」いた。
最後で大捲り。見事な戦術です。
マラソンやタイムを競う競技に興味の無い方からすれば
「3時間の中で2分半なんてちょいと頑張ればいけたでしょ」となる。
半分合ってるけど半分は大間違いですね。
始めたてのランナーの持ちタイム、ハーフ3時間を2分半縮めるのと
ガチガチのガチで叩き出した駅伝の総合タイムを2分半縮めるのは
宇宙と地下の差があるわけです。
仮に、来週同じメンバーでもう一回フル駅伝やって2分半縮めろっていう
指令があったとしても、正直私は自信がない。というか出来ない気がする。
150秒÷12周=12.5秒
平均すれば1周12秒半縮めれば達成。1kmあたり3~4秒縮めろとなる。
皆様のブログを読んでいただければ分かるかと思いますが、
あれは皆全力で力を出し切った結果。
タスキを繋いだ事で+αの力で出した結果があのタイムです。
あの速度帯で数秒縮めろってのは、2kmTTに分割すればタイム的にはいけても、
4人回しでは回復が追いつかなくて途中でバテる。
同じ距離ではこれまた厳しい。ヘタすると無理がたたって怪我するでしょう。
この150秒はそれだけ高い壁だった。
我々アマチュアはまだ伸びしろがあるので、真摯に取り組んでいれば
男性ならサブ3近く、女性ならサブ3.5超えまでは伸ばせるだろう。
ただそこから先の世界は、
生まれ持ったセンス才能体格や、怪我せずモチベーションを持ち続けて
練習継続できるかが鍵だろう。
駅伝を経験したことで、ラップ5秒を削るということへの意識が変わった。
まして短距離での5秒や、サブスリーレベルの5秒は重みが全く違う。
今度トップアスリートがPB出すの見たら泣けてきそうです。
ランニングは本気度の高い趣味なので、楽しむ事が大前提。
少しずつ焦らず限界値を上げていきたいです。